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チョロQ2

1997年2/21発売

 

 

 

 

 

96年春に発売され、大好評を得た「チョロQ」の続編がついに登場!

前作よりも、チョロQがいろんなことをするようになりました。

TVCMやゲームランキングTOP10入りなど、ここからがチョロQブームの始まり。

人気のソフトだったので、持ってる人は意外と多い?かも?

ゲームの方は、挙動とか音楽とか雰囲気とかで、前作よりも「重厚感」が少なくなってしまったのが残念。

やっぱりチョロQだから、ユーザーは子供中心にしなければいけないと言う、固定観念が企画側で働いていたのかな?

以下、前作との相違点を中心に挙げて行きます。

マイ・チョロQでドライブする。-チョロQタウン-

一番最初に紹介したい点はズバリこれ。

ゲーム中には「チョロQタウン」と言う、チョロQのためだけの町があり、それを自由にドライブして周る

ことができるのだ。

ドライブしてる最中にパーツショップを見つけたり、ボディショップを見つけたり。

スプリントレースの方でゲームを進めておくと、より品揃えの良いパーツショップが開店したり!

「チョロQタウン」と言う、独立したひとつの要素なのですがこれ無しでは絶対にゲームクリアは出来ないでしょう。

レースで勝って良いパーツショップが開店、そこで良いパーツを買って、さらに上のレースを目指す・・・。

この「チョロQタウン」が、ゲーム全体をひとつにつなぎ止めていると言っても過言ではありません。

紹介したい事例は山ほどあるのですが長くなるので割愛。

 

レースもより熱く。よりチョロQらしい動き。

今回は挙動にも手が加えられました。

まず、前作で少し不評だった「曲がりにくい」と言う点が解消されました。

コースもアップダウン峠やビッグドームなどのギャップのあるコースはちゃんと修正されていて、全体的に運転しやすく

なっています。

キビキビとした動きが、よりチョロQらしいです。

また、新挙動として「シフトダウンブースト」(勝手に命名)と言うものがあります。

恐らく開発陣の予定外の挙動だった事でしょう。タイヤが滑って、スキール音が鳴り出すと、

加速性能がその間だけ上がるのです!

うまく使えば、大幅なタイムアップが期待できます。

どこでブーストを発動させるか。それならブーストを起こしやすいセッティングにするか。

これはタイムアタックをするにあたっても、非常に奥深い要素となったのです。

ペイントショップ2&ボディショップ1、2、3

マシンデコレーションの自由度も大幅に広がりました。

収録車種は当時の話題の車、各社のスーパースポーツカー、グループCカー、バギー、そうこうしゃなど。

今回は数は倍になり、なんと80車種も収録!

チョロQは、またしてもそのクルマの多さでレースゲームで1番をもぎ取ったのです。

ペイントショップも進化。

ペイントショップ2では、RGB値によって更に微妙な色変更が出来るように!

ツートンカラーも4まで増え、4では本物のレーシングカーと同じ塗り分けができるようになるところなんか、心憎いです。

旧コースふっかつ!

ある条件を満たすと、トップメニューに「旧コース」と言う項目が出現します。

開いてみると、なんと前作「チョロQ1」で登場したコースがずらっと並んでいるではありませんか!

懐かしさに浸れるのはもちろん、そのレースにすべて優勝するとさらなる仕掛けが・・・。

タムソフトは前作からのファンも楽しめる要素を、ちゃんと追加してくれていたのです。

ここはこうして欲しかった・・・

挙動、サウンド、グラフィック、サブ要素など、あらゆる面で前作よりも大きく進化を果たした「チョロQ2」。

完全に「プレイヤー中心」の目線でゲームづくりをしてくれており、熱狂的なファンも少なくは無いのですが

ここから、徐々に新しいファンを獲得する目的での「対象年齢の低下」が始まってきます。

子供はオトナの世界に首を突っ込みたくなるものです。

「対象年齢を下げる」と言うのは、「ゲームを簡単にする」だけでは無い事を、誰もが知っているはずです。

HG4やワークスになるとそれは更に酷いものとなり、完全に以前のチョロQの勢いもなくなってしまいます。

「子供が楽しく遊べるゲーム」じゃなくて、「子供も大人も、広い範囲で楽しめるゲーム」にして行って欲しかったと、

私は企画側のタカラさんに一言申したいのでした。

(誤解を招いてしまわないように書いておきますが、チョロQ2は「ガキ向けだから・・・」と言う妥協点は全くありません。誰でも楽しめるゲームでした。)

 

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