チョロQ(チョロQVER.1.02)
1996年3/22発売
みなさん、「チョロQ」のゲームがこの世には存在するのをご存知ですか? また、どんなゲームだと思いますか? 「ガキっぽいゲーム」?「チョロQだからどうせ内容も幼稚」?とんでもありません。 名前こそ「チョロQ」ですが、内容には子供向けに作ってあるという雰囲気は何処にも見当たりません。 むしろ、ヘタにユーザーを絞っていないところが、よりレースゲームとしての完成度を深めています。 挙動やコースの作りなど、当時の製作陣の努力が伺える出来栄えでした。 事実、このゲームは徐々に人気を獲得し、後に続編「チョロQ2」が発売される事となります。 単調な作業も、苦に感じさせない。操って気持ちの良い挙動。 多くのチョロQ愛好家が絶賛するのは、その気持ちの良い「挙動」です。 コーナーリング中にクルマが滑り出したらアクセルを離す。これだけのことでドリフトできてしまうのです。 これが身についてしまえば、ドリフト中の操作が簡単にできます。 ヘアピンコーナーをフルスピードのドリフトで駆け抜けたり、直線ドリフトで駆け抜けたり...。 この「ドリフト」が簡単にできることがこのゲームの中毒性のカギとなっています。 あ、ちなみにカーソルを載せるとコメントが出ます。 ライバルカー このゲーム、COMカーにやけに人間臭さがあって、笑えます。 自分の前を快走していたライバルカーがいきなりクラッシュしたり、最後尾からスタートしたせいそうしゃが自分の後ろに付いていたり! ワールドグランプリ第一戦の初級サーキットなんて凄いですよ。「速い!これじゃとても付いていけない!」と驚いていたライバル車たちが、 そろいもそろって第一コーナーで壁に向かって突っ込んで行くのですからww ▼な、何だこのクラッシュ地獄は! 改造して速くなれ!! もうひとつ、このゲームの楽しみは、豊富な改造パーツで愛車をイジり倒せることにあります。 レースに出て、賞金を稼いで、貯めたお金で、良いパーツを買って、取り付ける。 この一連の流れで、最後にはワールドグランプリで優勝しするのが目的となります。(書くの遅すぎかw) 良いハンドルを付ければ小回りが効くようになるし、良いエンジンをつければ、 確かに吹け上がりが良くなってる。愛情を注いでチューンしたマシンは、ちゃんとその努力に 答えて、良い走りをしてくれる。良い仕事してますなぁ、タムソフトさん。 好みの色にペイントして速くなれ?登場するボディはどこかで見た・・・ 一方、「自分だけの、カッコイイチョロQが欲しい!」と言う点ではこちらも負けてはいません。 ボディはペイントショップで、好きな色に変更する事が出来るし、その際に名前だって付けることが出来る。 ボディショップには、スカ○ラインやス○プラなどの、話題の国産車が売っているし、果てはカウン○ックやポ○シェ等の夢のスーパーカーまで! その登場車種は20車種以上と言いますから、当時にしては十分すぎる数だった事でしょう。 ゲームの進歩を感じた、質の高いBGM。 また、チョロQはそのレースBGMの質の高さでも知られています。 雪山コースにサーキット、エンディングに至るまで、まさに適材適所と言った曲作りで、う〜む、たまらない! また、音質も高く、ステレオでの空間作りなどの点でも見逃せません。CDプレイヤーに入れれば、音楽だけを再生する事も出来ますし。 ただ、同じメロディーが複数回繰り返される曲もあるのは残念かな? ここはこうして欲しかった... 気になるのは「ビッグドーム」での著しいフレームレート落ちです。 コース中盤に入ったあたりからものすごく映像がカクカクしはじめて...。 何ででしょうかね?それほど難しいことをやっているわけでも無さそうなのに。
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